2nd MUKU LABORATORY

NF1について書いてます。

神経線維腫症とは???

 
はじめに…
 
神経線維腫症とは???
 
この病気は、皮膚、神経を中心に人体のたくさんの器官に神経線維腫を
はじめとするさまざまの異常を生じる遺伝性の病気です。
 

神経線維腫症のことをレックリングハウゼンとよぶこともあります。
これは、19世紀に神経線維腫症神経症状について報告したドイツの学者、
レックリングハウゼンに由来した病名です。
 
 
神経線維腫症には大きく分けて1と2の二つのタイプがあります。
 
神経線維腫症Ⅰ型と神経線維腫症Ⅱ型と呼ばれる二つのタイプです。
 
同じ名前がついていますが、現在ではこの二つは全く別の病気と言われています。
 
神経線維腫症Ⅰ型は神経線維腫と呼ばれる腫瘍や色素斑など皮膚症状が強いです。
 
神経線維腫症Ⅱ型は両側の聴覚神経の腫瘍が主体です。
皮膚病変は少ないタイプです。
 
神経線維腫症の中では圧倒的に神経線維腫症Ⅰ型が多いです。
単に神経線維腫症というときはだいたいⅠ型を指します。
 
NF1やレックっと略される事が多いです。
 
※Neurofibromatosis(ニューロフィブロマトーシス)type1 の略です。