セルメチニブについて
夏の空と秋の空って感じがするね。
最近、セルメチニブについて書くことが多かったので。
一旦まとめてみようと思いました。
※TOPページに参考記事のリンクがあります。
はじめに言っておきますが。
現段階ではレックを治す薬ではないということです。
それから、使う対象は成人ではなく、小児対象です。
一般的なレックの症状の治療ではなく…
手術不能な叢状神経線維腫に対しての治療です。
皮膚や皮下の腫瘍やカフェオレではなく。
もっと身体の奥や神経にできる、大きな腫瘍に用いる薬です。
叢状神経線維腫は、(叢…クサムラとも読みますね)
いくつもの腫瘍が重なって大きくなったりします。
できる場所によっては、運動機能障害、疼痛、気道機能不全、視覚障害、
腸や膀胱の機能不全および変形などの病的状態を引き起こす可能性があるそうです。
これらに直接、注射するのかと思いきや。
まさかの経口投与でした…。
小児で腫瘍が小さくなったのは確認できたけれど。(70%くらいの確率)
成人だと、それに劣る結果になったのだとか。
セルメチニブについて検索すると。
一緒にレックの症状の説明が書いてあるので。
(3500人に一人の確率で~身体特徴が~ってよく見るヤツ)
レックの症状に効きそうな期待をしてしまいますが。
よく読んだ感じだと、今の所、かなり限定的って感じです。
とはいえ、いくら良性腫瘍だと言っても。
腫瘍ができる事自体、普通じゃないことだし。
大きさによっては、生命活動に支障が出るわけですから。
脳や臓器にできた腫瘍が大きくなると言われたら、使わない選択肢はありません。
気になる副作用ですが。
この薬は、がん患者の人も効果が期待できる薬でもあるため
嘔吐や下痢など起こるようですが。
抗がん剤に比べれば症状は軽いようです。(っと言ってもツライだろうけど)
まだまだ、一般的に使える日は遠そうですが。
治験ならチャンスがあるかもしれません。
こちらの対象は18歳までですが…
年齢関係なければ…
私は肺に握りこぶし大の手術できない腫瘍あるから。試験対象者になれるかな~。
人数集まらなかったら。年齢制限はもう少しゆるくなるかもね。