2nd MUKU LABORATORY

NF1について書いてます。

薬学管理料

※2022年(令和4年)改定されたものです。

2年毎に改定があるので2年後はこの料金とは限りません。

 

調剤基本料(+加算)→基本料金

調剤調整料(+加算)→技術(手間)料

 

っとやってきましたが、続いては薬学管理料です。

薬剤師が患者や家族に対して薬の管理方法や服薬指導、情報提供

調剤服用歴の記載など行った場合に算定されます。

 

つまりは、お薬もらう時に。

「お変わりないですか~?

「いつもと同じお薬ですねー

みたいな会話ですね。いや、もう、そんなの話す前から加算されてて。

お会計で払ってるわけですけど。

お薬手帳の記入や管理、カルテ(?)の管理料金です。

お薬手帳要らないって人も取られます。(むしろ無い方が高い)

 

調剤管理料

 

算定は内服薬1剤につき算定され3剤までです。

コレも投与日数によって変動します。

1~7日で4点

8~14日で28点

15日~28日で50点

29日~は一括して60点 それ以上はかかりません。

(自家製剤はどんどん加算がありますけどね)

 

内服薬以外では4点

 

ただし、内服薬の調剤管理料(3剤まで)を算定した場合

内服薬以外の調剤管理料は算定しません。

 

皮膚科で塗り薬だけ、とか

整形で湿布だけもらったら4点のみの調剤管理料になります。

 

私は飲み薬と貼り薬と、ローション2種類...っと貰ってますが。

内服分だけですね。(2種類取られてるけど)

 


ここで、また私の明細書なのですが。

薬学管理料に88点と記載があります。

 

これが、レックの薬30日分60点と、リウマチの薬13日分28点

合計88点という意味になります。

 

 

さてさて。薬学管理料を見てきましたが。

もちろん薬学管理料にも加算があります...

 

 

重複投薬・相互作用等防止加算

医者に別の病院で飲んでる薬を告げずに、薬局で発覚した場合

ソレを調整したり、薬剤師がオカシイな。コレでいいのかなってなった場合

医師に連絡・確認して処方が変更になった場合に加算されます。

たまにありますね。

「これでいいんですねー」で変更なかったら加算されません。

 

防Aで40点

防Bで30点加算です

 

調剤管理加算

複数の医療機関から6種類以上の内服薬が処方になった患者さん

お年寄りには多そうな気もしますね...

これは3点

 

電子的保険医療情報活用加算

電子資格確認により患者の薬剤情報を取得したうえで調剤を行った場合、月に1回算定されます。

これは婦人科の方で行ってる薬局で加算されていました。

これも3点

 

そして、時間外・休日・深夜加算、夜間休日等加算

これも考え方は調剤基本料や薬剤調整料と同樣です。

調時×1

調休×1.4

調深×2

 

 

服薬管理指導料

処方箋とお薬手帳の管理代金のようなものです。

 

3か月以内の処方箋持参ありかつ手帳あり 45点 薬A

3か月以内の処方箋持参ありかつ手帳なし 59点 薬B

3か月以内の処方箋持参なし       59点 薬C

 

 

コチラは婦人科の明細書

3ヶ月以上経っての受診(調剤)だったので59点

レックで行っている方は2.3ヶ月で通ってますから45点です。

 

その他、特別養護老人ホーム訪問時に調剤したら45点

オンライン(電子通信機器)を用いた服薬指導で

同樣に45点か59点が算定されます。

 

薬学管理料の中に服薬管理料があって

その中に加算があります。

用意するのも説明するのにも加算があるってことですね。

 

麻薬管理指導加算 +22

特定薬剤管理指導料1 +10 (特管A)

特定薬剤管理指導料2 +100 (特管B)

 

(特管A)の薬は免疫抑制剤、心臓や不整脈の薬、抗てんかん薬、血液の薬など

(特管B)の薬は抗がん剤など

 

私はリウマトレックスを飲んでるので、この特定薬剤管理指導料1加算があります。

 

 

 

他の加算としては

乳幼児(6歳未満)服薬指導加算 +12

・.小児特定加算(人工呼吸器が必要な患者さん)+350

吸入薬指導加算(喘息の吸入器など)+30

調剤後薬剤管理指導料加算 +60

(地域支援体制加算届出の薬局)

 

 

 

つづいて

外来服薬支援料

 

外来服薬支援料1

外来服薬支援料1は服薬管理が困難な患者又は家族の求めに応じ

お薬カレンダーの活用、一包化により薬剤整理を行います。

他の薬局や他の医療機関の薬も含めひとまとめにできます。(月1回)

すでに調剤済みの薬剤についても支援に含まれます。

185点

 

外来服薬支援料2

こちらは複雑でして。

多種類の薬剤が投与されていて、飲み誤り・飲み忘れのおそれのある患者

薬剤を取り出すのが困難な患者に対し、医師の指示、了解を得た上で

薬剤をシートから取り出して服用時点ごとに一包化します。

このばあいは、その薬局のみの

(嚥下困難者加算とは重複しません)

 

条件は

・服薬時点が一部重なる2剤以上の薬剤

・1剤で3種類以上の薬剤

 

私の場合だと

木曜日に 朝3錠/3カプセル 夜3錠/2カプセル 

ソレ以外は3錠/1カプセルを毎日、2包づつ入れてくれるって感じですかね。

 

これが2種類だと算定はできません。

実費でやってもらうこともできます。薬局によって変わってくるとは思いますが。

数百円程度のようです。

 

外来服薬支援料2での加算は日数によって変わります。

~7日まで34点

8~14日まで68点

15~21日まで102点

と7日ごとに34点加算されていきます。

136点.170点ですが。43日以上240点が最大です。

 

ここまで外来でしたが

在宅患者訪問薬剤管理指導料もあります。(緊急訪問も別にある)

 

この辺複雑だから....もういいや。

 

 

っと、いうわけでまとめると。

 

薬剤基本料、薬剤調整料、薬剤管理料と。

基本料金、技術料。説明・記入の料金がかかりますよって事でした。

 

次は薬価(薬代)の算定をやっていこうかなと思います。