熊谷空襲については、毎年書きたんだけど。
なかなか、難しいですね…
明日は終戦の日なので。
テレビでも戦争関連の番組をやっていたりしますが。
やはり、熊谷の空襲について触れることは無いですね。
戦争のことを知っている人も亡くなり。
その時代を生きた人達も高齢化しています。
私も戦争体験者や、教師から聞いた話を、なんとなく覚えている程度です。
熊谷空襲とは…
１９４５年（昭和20年）８月１４日
午後１１時半ごろから１５日未明にかけてあった空襲
市中心部を東西に空爆され、市役所や警察署、工場などが絨毯爆撃。
市の3分の2が焼かれ、3000人以上が負傷、266人の命が奪われたそうです。
住宅地を流れる星川には、負傷した市民が飛び込み、そして、亡くなった…
出発地のグアムに戻ったそうです。
小田原の空襲はアメリカ軍の記録には残っていないらしい。
残った弾薬をすべて、小田原に投下してのではないかと言われています。
この放送は、前日に録音したものを流したんだとか。
日本が降伏、敗北が決まり、戦争が終わることはわかっていました。
それでも、トドメを刺す為に飛び立ち、空襲したそうです。
熊谷が焼かれた理由は今でもハッキリわかっていません。
航路がわかったのも最近のことです。
（熊谷図書館に寄贈されたらしい）
重要施設があったから…とか、埼玉県庁と間違われたとか。
（実際の基地がありますからね）
もう1日早く、半日でも早く、降伏していれば。
熊谷は焼かれずに済んだんです。
15日。どんな思いで終戦を知ったんでしょう。
どんなに、悔しかったでしょう…
これは、病院の待ち時間に、知らないお婆さんから聞いた体験談。
コレを聞いたのは20年近く前。私が中学生の頃。
私も、興味無かったし、そんな空襲、知らなかった。
（今思えば、小学生の頃、地元の小学校が焼けた話を聞いたんだよなぁ。）
もっと、ちゃんと聞いてあげればよかった。
断片的に覚えてる内容としては。
川に飛び込み、死体が沢山浮いていたとか。
今は整備された用水路ですが。
当時は湧き水が流れる、小さな小川だったらしい。
お婆さんは、まだ小学生くらいで。
下の兄弟達の面倒を見たり、家事をしていて。
怪我をしたまま、治療もせず、汚い水で洗濯をしているうちに。
手が動かなくなってしまったんだとか。
家を焼かれた後は、荒川の近くで過ごしていたらしい。
その頃はあまり、熊谷の地理に詳しくなくて。
いろいろ言われたけど、頭に思い描くことができなかった…。
市内では、防空壕もいくつかあって。
今では、物置と化していたりしますが。
深谷や岡部にも。
畑の中に、何かの施設の跡があったりと。
戦争の爪痕と痕跡を見ることができます。
15日の日中はとても暑かったらしい。
暑いし、街は燃えていて。
落ち着いたのは数日経ってから。
実際の放送なんて、聞ける状態じゃなかったみたいです。
ラジオの電波も悪かったらしい…
時間が経ってましたね。
