特定疾患療養(治療)管理料
※ここでいう特定疾患というは生活習慣病等の慢性疾患をいいます。
昔は難病のことを特定疾患と呼んでいたこともありましたが....
指定難病に名称が変わりましたね。
特定疾患療養管理料
この特定疾患を主病(メインで見てもらっている病気)とする患者について
かかりつけ医師が「計画的に療養上の管理を行うこと」を特定疾患療養管理料
といいます。
許可病床数が200床以上の病院においては算定できません。
治療計画に基づき
服薬、運動、栄養等の療養上の管理を行った場合に、月2回に限り算定します。
とりあえず、医者にアレしてね、コレしてね。
って言われたら取られます。
余談ですが。
この診療中の内容を医師が自らカルテに記入する場合と。
一緒に同席してる事務や看護師(マネージャーや秘書てきな人)
が記入する場合があります。完全にさじ加減です。
点数は診療所や病床数で変わります。
1 診療所の場合 225点
2 許可病床数が100床未満の病院の場合 147点
3 許可病床数が100床以上200床未満の病院の場合 87点
特定疾患療養管理料については病院にかなりのクレームが寄せられているんだとか。
私だって、こんなよくわからんものにお金払いたくないよ。
高血圧、不整脈、胃炎...けっこう取られる項目が多いです。
(まぁ、大きい病院なら取られないけどね)
特定疾患治療管理料
※ここでは難病も含まれてくるので。
ほんとうに、わけわかめ...
病名や服用している薬剤、実施した検査などで所定点数が様々です。
とても書ききれないので省略しますが。
自分が関係有りそうなところだけ抜粋すると。
難病外来指導管理料 270点 があります。
指導とか無かったら算定されないんじゃないかな...
皮膚科特定疾患指導管理料 250点/100点
区分は2つあって。
「皮膚1」の250点は先天的なものが多いかなって印象。
「皮膚2」の100点は、帯状疱疹や疥癬など後天的なものが多いかな。
あと、よく聞くのは栄養指導(外来栄養食事指導料)
初回260点、2回目以降は200点
がん患者さん嚥下障害や低栄養、摂食障害の患者さんですね。
喘息治療管理料 1月目 75点 2月目以降 25点
(ピークフローメーターを用いた治療管理)
数年前に咳が止まらなくて使ったことありますが。
どんな加算があったのかは覚えてないなぁ。
慢性疼痛疾患管理料 130点
(変形性膝関節症など)
特定薬剤治療管理料
これは、抗てんかん薬などハイリスクなお薬使ってる患者に算定されます。
免疫抑制剤に関しては3月限りの算定なのですが...
+2740点っとずば抜けて高額です。
同じ免疫抑制剤のミコフェノール酸モフェチルは
臓器移植後の拒絶反応を抑える薬なのですが。
こちらは+250点(半年に1回)
リウマチは難病指定もされないし、患者も多いので。
金のなる木なんですよねぇ....
(調剤の方でも免疫抑制剤の加算あります。)
あとは、婦人科の子宮内膜症で飲んでるピルも
婦人科特定疾患で3ヶ月に1回 +250点加算されます。
他には....
私には関係ないのですが。
ニコチン依存症管理料 なんてものもあります。(1と2がある)
初回 230点 2~4回目 184点
5回目 180点
治療計画ではコレを12週間で5回やるそうです。
電話での再診も含まれるんだとか。(電話だと155点)
昨年、新設された制度では、一連につき +800点
っというのがあります。
5回、計画的に通院できる人は1の制度
時間かかりそうな人は2の制度って考えでいいみたいです。
1の制度の合計の方が高額になります。
1と2は患者自身で選べるのですが。
一括で800点払っておいて、完遂できるか、途中でやめちゃうか。
900点以上(分割だけど)かけてやり遂げるのか...って選択になりますね。
他にも、沢山の管理料があるのですが。
この辺にしておきます。