2nd MUKU LABORATORY

NF1について書いてます。

相模原殺傷事件で死刑判決

 

相模原の障害者施設の殺傷事件で、被告に死刑判決が出たそうで。

 

もちろん、被告の意見を擁護したり、認める訳じゃないけど。

わからないでもないというのもある。

 

自分の家族だったら、許せるはずはないけど。

自分自身だとしたら、はやく、殺してくれと思うかもしれない。

意思の疎通も出来なくて、身の回りのことが出来ないなら…。

 

それでも、生きてさえいてくれればいいと家族が思ってくれるなら。

とても幸せなことだと思う。

 

 

家族にも早く死んでくれないかなとか、邪魔だなと思われて。

姥捨て山状態。

職員は感謝もされず、仕事なんだから当然、お金払ってるんだから。

 

そういう気持ちが、少なからず、介護する側に伝わってしまうと。

こういう事件は無くならないだろうし。

手を出さないだけで、心の中で、そう思っている人はたくさんいると思う。

 

仕事に対して報われない事が多すぎる。

一生懸命やっていても伝わらないのは、とても虚しいですね。

 

障害者に限らず。高齢者施設の職員とか。

本当によくやってくれていると思うし、大変な仕事。

 

 

 

自分の母方の祖母は。自分と同じ病気でした。

腰を悪くして。すごく曲がってきちゃって。

70代で歩けなくなってしまった。

 

でも、意識はハッキリしていました。

 

そんななか、デイサービスで。

酷いことを言われて。

 

皮膚が汚いとか、お風呂に入れたくないとか。

ソレを聞こえない、解らないと思われていたらしく。

本人の前で言ったらしくて。

 『こんなに大変な家は、他に無い!!』くらいなことを言われたらしいです。

 

 

それで、デイサービスを利用しなくなって。

亡くなりました。

 

叔父が一人で面倒を見ていましたが。

トイレは間に合わず、畳やコタツは、いつもオシッコの匂いが染み付いて。

オムツを捨てる暇もなく、別の部屋に置きっぱなし。

入院するまで、その状態が続いて。

最後は誰にも看取られず、病院で亡くなりました。

 

自分の将来を見ているようでした。

 

 

施設で働く人の多くは。人のためになにかしたい。

誰かの役に立ちたいとか、志を強く持ってやると思います。

現場は、地獄絵図。

事務で入ったのに介護やらされたって話も多く聞きます。

親切に接していても、誰にもわかってもらえない。

 

こういう人が。

なにか、一線を超えた時。暴力を振るったり。

最悪なことになっていくんだろうなって思います。

 

 でも、

自分が死にたいと思うなり。家族がどう思っていようが。

ソレは誰にもわからないこと。

家族がそう思っていても、本人たちは、毎日を生きているわけで。

 

ソレを勝手に奪って良い理由は無い。

 

のですが。

おそらく、罪を償うことなく。

自分は正しいことをしたと最後まで思っているだろうな。

 

最後、首に縄をかける瞬間だけでも。

死に対する恐怖を感じるだろうか…?

 

奪っても良い、命もある。という考えを持っていたようですが。

ソレを実証してしまったような感じもありますね。