2nd MUKU LABORATORY

NF1について書いてます。

子猫の突然死

You Tubeで毎日、見てる動画あって。

拾った猫を育てる動画も沢山あって。

 

その中の一つに、タイピーさん家の子猫のデンちゃんの動画がありました。

ブリちゃんも、リンちゃんも小さい頃から観ています。

 

デンちゃんはベタベタのネズミ捕りにかかったまま田んぼに捨てられていて。

雨に濡れて、グチャグチャで。

その時、初めて観た時は、たぶん脊損かなとか。

足とか動かないんじゃないかって思いました。

 

もう少し遅かったら、そこで命が終わっていたかもしれない。

 

長い時間をかけて、ベタベタを落として。

元気に走り回ってて。

ブリちゃんや、リンちゃんから可愛がってもらって。

野生の猫って感じでしたが。

日が経つにつれ、社交性も身についてきて。お利口になってきて。

歯も、まだ乳歯だけど。

もうすぐ生え変わりかなって思っていたところでした。

 

その子が突然死してしまったらしく。

他所様の猫さんなのに、とても悲しい気持ちです。

 

 

デンちゃんが、もともと、どんな経緯で生まれ育ったのか不明ですが。

親に見捨てられた子猫が長生きできないことはよくあることです。

今回は事情が事情なので、捨てられた以前のことはわからないですが。

 

子猫が突然死することも珍しくはないです。

野生動物というのは、痛みを隠したりします。弱いところを見せません。

それは、ペットの動物も同じことで。

人間が、具合が悪いなと気がついた時には手遅れなことがほとんどです。

 

原因は様々で。

脳に異常があったのか…

もともと、血栓があって。それが移動したのかもしれない。

アレルギーは薄そうですが。

よくあるのは、身体の中の見えないところで出血してたとか。

それによるショック死とか…

 

動画内で、タイピーさんが視聴者に、何度も何度も謝罪してて。

悪くないのに。謝らなくていいのにと思ってしまった。

私は動画のコメント欄に何も書いてないので。

代わりに、ここに書いていますが…

 

自分も飼っていたニャンコやワンコが亡くなった時。

もっと、できることがあったはずだと後悔しました。

今でも考えることがあります。

 

 

デンちゃんは、最期のその瞬間まで幸せだったはず。

動けず、冷たい雨に打たれて命が消える寸前だったのだから。

 

子猫でパワーが有り余ってて。

自分が家の中で一番偉くて、神様なんだと思ってるくらいの年齢ですから。

こちらが制御できるわけでもありません…

 

ほんとうに、

そういう運命だったとしか言いようがないです…

 

 

 

 

 

話が変わりますが。

動物看護師資格が国家資格になることが決まりました。

 

私が資格を取ったのは10年以上前ですが。

その時から、近い将来、国家資格になると言われていました。

 

採血や投薬は獣医資格がないとできませんでしたが。

…まぁ、やってましたよ…。

患者さんの前では、看護師は保定したり受付やら掃除してますけど。

裏では入院動物のお世話もしてますから。

 

そこで投薬も採尿もやるし。手術の時は人間の看護師みたいに。

麻酔の調節も、アレとって、コレとってもあります。

 

爪切りも、バリカンで毛を剃ったり。

しつけ教室や、トリミングも看護師の仕事だったりします。

大きい病院だと、やることが沢山あって。

これから目指す人は、頑張ってほしい。

私は、辞めてしまいましたが。

 

やりがいのある仕事で、楽しいことも沢山あったけど。

やはり、死と向き合う仕事です。

 

助けられない命もたくさんあるし。

既に呼吸していない動物が来院することもあります。

まだ、生きているのに、命を奪うこともありました。

 

出産直前なのに。

帝王切開で胎児を取り出して。その胎児はイラナイとか、何度もあります。

今、蘇生すれば間に合うのに。そのまま見殺しです。

 

かと思えば。難産で帝王切開で。

スタッフ全員で蘇生(人工呼吸)もありましたよ。

口で羊水を吸い出します。

大きい病院だと毎日が避妊、去勢手術でした。

 

 

動物看護師試験(筆記)の最後に、作文の問題がありました。

 

『亡くなった動物の飼い主に、どのような言葉をかけるのか』

っとうテーマでした。

 

私は、掛ける言葉は無いし、必要では無いと考えていて。

亡くした直後は、どんな言葉も、飼い主には届かないし。

家庭関係によってかわってきますからね。

最善を尽くしたなら、それはそれで幸せなことだし。

いい加減に飼っていたのなら、その結果のこと。

後悔して、思い悩んで、思い出話をして。

思い出してあげて、それが供養になります。

恵まれて、飼われていたのなら…

その子は、自分のせいで飼い主さんが悲しんでいる姿は見たくないはず。

 

 

とても、直後に言えることじゃないですが。

ペットロスになってしまったら。

一番、いいのは、新しく動物を飼うことです。

(もちろん、飼える家庭環境ならですが)

亡くなった子がカワイソウ…と思うかもしれませんが。

薄情でもなんでもありません。

気持ちを切り替えられるのは、それしか無いですからね。