2nd MUKU LABORATORY

NF1について書いてます。

ゲノム編集して妊娠

 

数日前にゲノム編集食品を市場に流通させようとする動きがありました。

編集済みの食品にはソレを示すマークを貼り付けるようです。

来年あたりにはそれらを目にするようになるかもしれません。

具体的には…

ギャバを豊富に含むトマトとか。

干ばつや虫に強い稲、毒を作らないジャガイモなどです。

その他の食品では肉厚の真鯛、泳ぎ回らなくても大丈夫なマグロ…

等があるようです。

 

『遺伝子組み換え』という言葉に抵抗を持ってしまった世の中ですが。

『ゲノム編集』だと馴染みがありませんね。

 

コレは似て非なるものですが。

遺伝子組み換えは『新たに情報を組み込む(導入)』する感じで。

ゲノム編集は『余分な情報を破壊(切断)』する感じです。

それは、もともと動物や植物が持っている能力なので。

組み換えには該当しない…っと言った感じでしょうか。

自然界にもともと無いものを導入するというのが一番の問題なんでしょうね。

 

 

さて。本題。

 

この技術は、勿論人間にも応用できるわけです。

遺伝子操作したスーパーベイビーとかも誕生しているようですが。

 

ゲノム編集して妊娠することを禁止するといった方向で話が進んでいるようです。

 

この技術を人間に応用すれば容姿などに優れた子供を誕生させる以外にも

病気に強い人間を造ることも可能だということです。

まだまだアニメやSFの世界の話ですが。

将来的には可能な技術で。

人間以外にも、痛みや恐怖を知らない犬を作って戦場に連れて行くとかもあるみたいですが。

 

自分の病気は遺伝子のどの番号に異常があるかも解っているので。

ソレを編集することができれば。この病気は完治は不可能でも。

病気自体を無くせる可能性もあるということです。

まぁ、ソコまでするなら…

卵子精子の選別(着床前診断)やら、出生前診断でも解るので。

そっちを選択するほうがいいかもしれません。

自分の価値観や倫理観はそれぞれ違いますから。

 

どうあっても健康に生まれる確率なんて100%ではないし。

ソコまでして別の病気だったら、どうするの?とは思います。

 

日本では無理ですが。外国(中国とか)では研究が進むでしょうから。

ほんとに、近い将来、遺伝子操作で誕生した優秀な人間と。(新人類)

ソレ意外の人間が暮らすカースト制度みたいなのが出来上がって。

優劣をつけられていくのでしょうか。

 

実際問題、遺伝子疾患の病気治療、根絶を目的と言っておきながら。

優秀な頭脳や容姿をもった人間を産もうと動く人は多いんだろうなぁ…

 

 

参考記事